2017年 04月 12日
加藤和彦あの時のイントロ
ちょっと気になったので昨晩録画しておいて、さっき見終わりました。
あの歌この歌〜時代が刻んだ名曲たち〜 BS JAPAN 毎週火曜日 夜9時から
この日のテーマとなったのが 北山修&加藤和彦のこの歌だったからであります。
(なんたって彼は最後のフォークルメンバーですからね)
この歌を以下の四つのキーワードで表していましたが、
我輩が注目したのはスリーフィンガー。
ずいぶん前にブログでも書きましたが、
我輩がギターを始めるきっかけになったのがこの歌。
当時の師匠が「ギターの教本なんかダメで、やりたい曲をコピーせよ」と指導。
我輩は完全従ったので C/Em/F/G7/Am/Dm/Gsus4 などのコード。
それと同時に覚えたのが「スリーフィンガーピッキング」でした。
高校生の頃(これも以前書きましたが)
東京12チャンネル(現 TV東京)の番組に出た時のこと。
楽屋で加藤和彦大先生に、
一緒にいた友人が直接イントロを教わったというとんでもない経験。
ギターが上手な友人でしたが教わったにもかかわらず完全コピーは叶わず。
そのスリーフィンガーの説明が目からウロコ。
①スリーフィンガーピッキングは通常、親指のピッキングスタートになる。
②ところがこの曲のスリーフィンガーのスタートは(おそらく)人差し指。
③これは弦の貼る順番がギターと異なるバンジョーの弾き方。
バンジョー風の弾き方でそれも12弦ギター使用。
④加藤和彦は人と変わったことをしたがっていたのでそれに違いないだろう。
石川鷹彦の存在も大きいよなあと思いつつ聞いていたらアルフィー坂崎が最後に
⑤この弾き方は生では無理。ギターに専念しないと・・・一緒に歌えない。
そう言ったんですよ。だから自身が参加したフォークルでも
通常のスリーフィンガーで演奏したと。
そうかぁ! そーだったんだ。
はるか昔、北山修の25才の『ばあすでい・こんさあと』に加藤和彦が出て
この歌を歌う前にこんなことを言ったのですよ。(以下の動画から起こしたもの)
加藤和彦
えー、あの・・・イントロが非常に複雑でしてぇ
こういう感じでやってるんですけども
(ちょびっとオリジナルのイントロを爪弾く)
こういうのやりながらやると、絶対歌えるというシロモノじゃないんで・・・
今日はチラと感じを変えてやりますけども・・・
そうかぁ!なんかモヤモヤしてましたが、現実的な理由だったんですな。